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 ワタシハニホンノココガスキ トクベツバン
 私は日本のここが好き! 特別版

    ◆親愛なる日本の友へ

 加藤恭子(かとう・きょうこ)編

 本体 1,000円
 46判・並製・176頁
 978-4-931178-77-9 / 2010.8

 日本図書館協会・全国学校図書館協議会選定図書
 


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    内容紹介&書評
















 ■作品内容

東日本大震災で、日本人がとった冷静な行動、 助け合いの精神は、世界中を驚嘆させた!

「日本ガンバレ!」「日本は必ず復活する!」…
数々の熱いエールが語る日本人の特質とは!?


【編者紹介】
1929年東京都生まれ。ワシントン大学修士号、早稲田大学大学院博士課程修了。
上智大学講師を経て、(財)地域社会研究所理事。専攻はフランス中世文学。
エッセイ、小説、翻訳など多彩な活動を展開。また、画家のモーゼスおばあさん を日本に紹介したことでも知られている。
主な著書に『「星の王子さま」をフランス語で読む』『昭和天皇「贖罪詔勅草稿」 の発見』『昭和天皇と田島道治と吉田茂』『言葉でたたかう技術』等多数。

【書評から】
日本のここが好き
加藤恭子編「私は日本のここが好き!」を読んだ。外国人の目から見た日本人を 語るというシリーズで、今回は東日本大震災と日本人がテーマになっている。
(中略)あの災害のとき日本人が実に冷静で、礼儀正しく、互いに助け合う実情を 見た外国人が、驚きの言葉で称賛してくれたことは、メディアも伝えていたが、 1冊にまとめられた言葉の数々を、じっくり読んでみたいと私は思った。
日本に住んでいる外国人、海外からの寄稿、メッセージのほか、日本人としてどう  受け止め、これからの方向を示す力の入った寄稿など、行き届いた編集で読みや すかった。
インタビューは、いわゆる偉い人とか、有名人ばかりを考えたものではなく、小さな 飲食店でアルバイトをしながら日本語を学ぶ学生もいるし、長年日本に住んでいる アメリカ人の会社の日本代表とか、さまざまな立場の人たちで、災害時以外の日本人 についても語っているのが、私には興味深く参考になった。(以下略)
(新潟日報・「吉沢久子の家事レポート」、2011年9月22日)

  
震災日本 外国人の「声援」
地震、津波、原発事故に見舞われた日本への思いを外国人が語った「私は日本の ここが好き!特別版」が出版された。27か国・地域の計66人が自国の災害などと 比較しながら語っており、日本という国について改めて考えるきっかけになりそ うだ。
企画したのは、仏文学者でエッセイストとしても知られえる加藤恭子さん。東京 都内で主宰する市民講座「ノンフィクションの書き方」の受講生たちとこれまで、 外国人のインタヴュー集を2冊(「私は日本のここが好き!」2008年、「続 私は 日本のここが好き!」2010年)出してきた。東日本大震災後、日本を心配・応援す る声が多数寄せられたことから、特別版としてまとめることにした。
中国にいる家族から帰国を迫られた東京在住の女性が、「日本は高い技術力がある から大丈夫と家族を説得した」話や、非常時でも礼儀正しい日本人の姿を交流サイト に掲載したネパール人男性の話などが紹介されている。
支援してくれた国に日本の若者を「ありがとう大使」として派遣してはどうかなど、 加藤さんの再生に向けた提言も掲載されている。
(読売新聞・「くらし・家庭欄」、2011年9月20日)

  
未曽有の大惨事となった東日本大震災から半年。政治の混迷もあって復興は 遅々として進まないが、被災者らは現実に向き合い、自助努力を続けている。
本書はそんな被災者に向けた計27ヵ国、66人の外国人からのエール集である。
「日本人の心の根底にはがんばったり、我慢したりする魂がもともと入っていると 思います」との称賛もあれば、「想定外という言葉や、『現状では大丈夫』という コメントを聞くたびに、日本で暮らしている子供たちの未来に対しての不安が大きく なるばかりです。政治家を始め、関係者は無責任すぎると思います」という辛口の 批判も。いずれも、未来の日本を築くための貴重な提言と受けとめたい。
(産経新聞・「読書欄」、2011年9月11日)

  
3月11日、私たちは今までにない体験をした。それは外国人も同じだ。27ヶ国、66人 の肉声がここに綴られている。
避難する非常階段で、人を押しのけて先へ行く人も、途中で後ろから押されて落ちた 人もいないし、階段を譲る人さえいたこと、政府を待たずにやれることをやり始め、 仲間同士の怒鳴り声が聞こえないこと等々、海外メディアで称賛された災害時の日本人の 冷静さ、に忍耐強さ、隣人と助け合う姿が、一人ひとりの具体的な体験とともに語られる 第一部がまず興味深い。
本書の素晴らしさは、外からの声の紹介だけでなく、私たちが外国に対し何をすべきかを 提案していることだ。「助けてくれてありがとう」を伝える「若者」大使の派遣もその一つだ。
その体験が、のちにその子の世界に向けての発信力の向上につながるだろう。ネパールの 留学生が語る小さな男の子のエピソードは、私たちが「若者」大使候補者を持っていることを 確信させてくれる。
本書の読者は日本人が好きになり、外国人への先入観がなくなり、お互いの理解をより 進めることになるはずだ。海外での日本紹介にも欠かせない一冊になるだろう。(K)
(『グローバル経営』2011年9月号)

  


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読者からの感想・・・!

いい本です!
日本人の礼儀正しい事や他の人を助ける等、他国の人々か ら見たら驚きだと思います。昔、日本に来た外国人の方の 感想にも書いてありますが、現在の方も同様の驚きと励ま しもうれしいです。他国とは違い精神的な日本人を感ずる。

(三重県・女性・62歳)

   
知人からのすすめで、「私は日本のここが好き!」の既刊 2冊を読み、日本人の勤勉さや今まで気がつかなかった 良さを知ることができました。
今回の特別版は、震災後、諸外国からの人々のメッセージ が多く寄せられていて、日本が注目されていたことを改め て知らされました。原発問題で家族を帰国させても、自身 は残り、被災地のため支援をする姿に感動を覚えました。
他国の人々がここまで、日本のこれからのことを考えてく れるのだということを、この本を通して知りました。
(東京都・女性・51歳)

   
とてもおもしろく、読めましたヨ!
(神奈川県・女性・52歳)

   
少々、今の日本人の姿、東日本大震災にあい、大ショック を受けていた自分でした。
このシリーズをみて日本人に生まれたことを誇りに思いま した。すばらしい企画でした。
ほめすぎの面もありますが、小さな自分もさらに頑張りま す。加藤先生ありがとう。
(鹿児島県・男性・64歳)

   
地震、津波、台風、これら自然災害は、地球にとっては 生理現象、私達人間の生理現象と全く同じ意味と思う。
しかし、自然災害で多くの尊い命をはじめ色々なものを 私達は失います。
残った私達のつとめとして、そのことから学び、改め、 前向きに前進することしか(犠牲となった人達、動物達、 物の命に対して)ないと思います。
国民の一人一人が、そのことを思ったり行動におこせば、 それが日本への力になると信じていますが、そのことを ここまで外国の方々が理解して下さっているとは、本当 にうれしかった。ありがとうと言いたい。
(長崎県・女性・68歳)