出窓社 Home Page
.

表紙のイメージ

   




 ソラトブ ダイガク
 空飛ぶ大学

   「文明の衝突」のヨーロッパを行く

 ◆文明の十字路に生きる人々の実像を確かめるため、研究室は空を飛んだ

 内藤正典(ないとう・まさのり)著 一橋大学社会学部内藤ゼミ著     

 本体 1,800円
 四六判・並製・264頁
 4-931178-23-5 / 1999.06    



 ▲戻る  ▲書籍リストへ ▲メールで注文 ▲カゴの中を確認 ▲次のページへ
 本書をご注文の場合は、『注文・カゴへ』ボタンをクリックしてください。

TEL 042-505-8173 FAX 042-505-8174  MAIL dmd@demadosha.co.jp
    内容紹介&書評
















 ■作品内容

東西冷戦後の世界は、民族や宗教をめぐる紛争の時代 だという。
特に西欧社会では、21世紀の敵はイスラムだという声 が高まってきた。
そのヨーロッパで暮らすイスラム移民は、異文化の中 でどのように生きているのだろうか?
ベルリン〜アムステルダム〜パリ〜イスタンブル…。文明の十字路に生きる 人々の実像を確かめるため、学生達は研究室を飛び出した。


【著者紹介】
1956年東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程中退。
一橋大学大学院社会学研究科教授。
著書に「パパの国日本』、「父親の国トルコ」ほかがある。

【書評から】
これは、フィクションではない。一橋大学内藤ゼミの先生と学生さんが、 トルコ移民について学ぶために、ベルリン、アムステルダム、パリ、トル コのアンカラとイスタンブールを、25日間にわたって訪れた旅の記録であ る。単なる旅行ではない。何ヶ月にも及ぶ入念な準備のもと、大学の研究 室がそっくり空を飛んだのだ。
彼らのテーマは、地球規模の課題の一つである多民族・多文化共生の問題 を考えることで、特にヨーロッパにおけるトルコが題材である。異質な文 化の間に摩擦が生じる。それを日常生活の目線でとらえ、老後問題、音楽 や食べ物など身近なテーマに即し、論文ではないところにこの本の特色が ある。学生たちはトルコ語を学び、インターネットやBBC、CNNで生 の情報を仕入れ、現地の人と事前に連絡をとってアンケートを用意し、現 地へ飛んでインタビューを行った。文章や挿絵、写真のあちこちに、学問 が息づき、若い真摯な問題意識が目を輝かせる様子があふれている。これ は画期的試みである。(以下略)(中山智香子)
(熊本日日新聞1999.9.5)
     

 














 読者のみなさまへ。

 ご感想・ご意見等、およせください。
 
 お名前
 Eメール
  

読者からの感想・・・!

小生も同じようなゼミを行っており、海外の環境 問題を学生・院生と考えておりますので、大変 興味を持って読みました。
(京都府、52歳、男性)
    
レポートとしては、神尾嬢の書かれた福祉問題 の文章が一番印象に残った。家族、高齢化、 労働、生活といった問題は、欧米を手本にして きた日本に、人間としての生き方がそれでよい のか、見直しを迫ってきていると感じさせる本 でした。
(東京都、44歳、男性)